急・慢性湿疹、小児湿疹、接触皮膚炎、脂漏性湿疹、尋常性ざ瘡

・ビオチンは水溶性ビタミンの一種で、ビタミンB7もしくはビタミンHとも呼ばれています。
・体内で糖・脂肪・タンパク質の代謝を助けており、タンパク質でつくられている皮膚や粘膜の健康を保つのには、ビオチンの存在が必要になります。ビオチンは、爪や皮膚の粘膜を健やかに保つ、髪の毛を健やかに保つ、皮膚の炎症を改善するなどの働きがあります。
・ビオチンは、かゆみや赤みなどの皮膚の炎症を起こす元となる「ヒスチジン」を体外に排出したり、疲れ・筋肉痛の元となる乳酸の分解に関与しています。
・湿疹や皮膚炎、ざ瘡（ニキビ）など、さまざまな皮膚疾患に広く適用します。
・掌蹠膿疱症に対し、ビオチン療法(シナール･ビオチン･整腸剤)として応用されることがあります。

・大量内服により、甲状腺ホルモン値などの検査値異常を生じることがあります。
・生の卵白中に含まれる成分がビオチンと結合し、ビオチン吸収が抑えられる可能性があるため、生の卵白の大量摂取は避けましょう。