●日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎診療ガイドラインでは、医療用ステロイド外用剤の作用の強さを、強いものから「ストロンゲスト」、「ベリーストロング」、「ストロング」、「マイルド」、「ウィーク」の5つのランクに分類しています。
●病変の重症度や部位によって使い分けます。
●部位別では、大まかに体、顔面・陰部、手のひら・足の裏の3つに分けて考えています。顔面・陰部は吸収率が高いので、症状が強くてもミディアム以下を使用します。体、躯幹の一般的な湿疹・皮膚炎には、通常はストロング、症状が強いときはベリーストロングを使います。手のひら・足の裏といった、角層が厚く毛包脂腺系がない吸収が悪い部分などにはストロンゲストを使用することもあります。

効能効果

アンテベートローション0.05%の効能効果は以下の通りです。

湿疹・皮膚炎群(手湿疹、進行性指掌角皮症、脂漏性皮膚炎を含む)、乾癬、虫さされ、薬疹・中毒疹、痒疹群(ストロフルス、じん麻疹様苔癬、結節性痒疹を含む)、紅皮症、紅斑症(多形滲出性紅斑、ダリエ遠心性環状紅斑)、ジベル薔薇色粃糠疹、掌蹠膿疱症、扁平紅色苔癬、慢性円板状エリテマトーデス、肉芽腫症(サルコイドーシス、環状肉芽腫)、特発性色素性紫斑(マヨッキー紫斑、シャンバーク病)、円形脱毛症、肥厚性瘢痕・ケロイド、悪性リンパ腫(菌状息肉症を含む)、アミロイド苔癬、水疱症(天疱瘡群、ジューリング疱疹状皮膚炎・水疱性類天疱瘡)

商品説明

アンテベートローション0.05%について

ステロイドのお薬です。皮膚の腫れや赤み、かゆみなどの症状を改善するお薬です。湿疹や皮膚炎の治療に用います。作用の強さは「ベリーストロング」に分類されます。かなり強力なので、症状の重いときに用いるほか、苔癬(たいせん)化した湿疹など皮膚が厚くなっている部分に適します。

副作用

アンテベートローション0.05%の副作用は以下の通りです。

発赤、そう痒感、刺激感、皮膚炎、見えにくい、目のかすみ、まぶしい、目の充血、眼痛、吐き気、などの症状が現れたときは、すぐに医師にご相談ください。

注意事項等

アンテベートローション0.05%の注意事項です。

〇細菌やウイルス、真菌(カビ)などによる皮膚感染症には原則用いません。
〇鼓膜に穿孔がある湿疹性外耳道炎、潰瘍、、第2度深在性以上の熱傷・凍傷がある方はご使用いただけません。
〇目(角膜、結膜)には使用しないでください。
〇化粧下やひげそり後などには、使用しないでください。

カテゴリ ぬり薬(ステロイド).