●日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎診療ガイドラインでは、医療用ステロイド外用剤の作用の強さを、強いものから「ストロンゲスト」、「ベリーストロング」、「ストロング」、「マイルド」、「ウィーク」の5つのランクに分類しています。
●病変の重症度や部位によって使い分けます。
●部位別では、大まかに体、顔面・陰部、手のひら・足の裏の3つに分けて考えています。顔面・陰部は吸収率が高いので、症状が強くてもミディアム以下を使用します。体、躯幹の一般的な湿疹・皮膚炎には、通常はストロング、症状が強いときはベリーストロングを使います。手のひら・足の裏といった、角層が厚く毛包脂腺系がない吸収が悪い部分などにはストロンゲストを使用することもあります。

効能効果

リンデロン‐V軟膏0.12%の効能効果は以下の通りです。

湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症、女子顔面黒皮症、ビダール苔癬、放射線皮膚炎、日光皮膚炎を含む)、皮膚そう痒症、痒疹群(蕁麻疹様苔癬、ストロフルス、固定蕁麻疹を含む)、虫さされ、乾癬、掌蹠膿疱症、扁平苔癬、光沢苔癬、毛孔性紅色粃糠疹、ジベルバラ色粃糠疹、紅斑症(多形滲出性紅斑、結節性紅斑、ダリエ遠心性環状紅斑)、紅皮症(悪性リンパ腫による紅皮症を含む)、慢性円板状エリテマトーデス、薬疹・中毒疹、円形脱毛症(悪性を含む)、熱傷(瘢痕、ケロイドを含む)、凍瘡、天疱瘡群、ジューリング疱疹状皮膚炎(類天疱瘡を含む)、痔核、鼓室形成手術・内耳開窓術・中耳根治手術の術創

商品説明

リンデロン‐V軟膏0.12%について

ステロイドのお薬です。皮膚の腫れや赤み、かゆみなどの症状を改善するお薬です。湿疹や皮膚炎の治療に用います。作用の強さは「ストロング」に分類されます。適度な強さがあるので、さまざまな皮膚症状に広く処方されています。

副作用

リンデロン‐V軟膏0.12%の副作用は以下の通りです。

発赤、そう痒感、刺激感、皮膚炎、見えにくい、目のかすみ、まぶしい、目の充血、眼痛、吐き気、などの症状が現れたときは、すぐに医師にご相談ください。

注意事項等

リンデロン‐V軟膏0.12%の注意事項です。

〇細菌やウイルス、真菌(カビ)などによる皮膚感染症には原則用いません。
〇鼓膜に穿孔がある湿疹性外耳道炎、潰瘍、、第2度深在性以上の熱傷・凍傷がある方はご使用いただけません。
〇目(角膜、結膜)には使用しないでください。
〇化粧下やひげそり後などには、使用しないでください。

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